日本オーガニックコットン流通機構は、オーガニックコットンの普及を目指す特定非営利活動法人です。化学物質過敏症の方々や、アトピー症の方々への情報提供や支援活動をしています。

NOC貧困救済基金

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NOC貧困救済基金

NOCのテーマのひとつにフェアトレードがあります。立場の弱い農業者に対して搾取的な取り引きをせず、公正に行うというものです。
NOCは、このフェアトレードをさらに進め、救済支援してゆくことになりました。
インドやアフリカの綿の原産地で働く人々やコミュニティに対して、より具体的な支援活動を進めていきます。

従来、NOCラベルはオーガニックコットンの純粋性と、エコロジーに基づいた加工方法について言及してきましたが、新たに支援の仕組みを加えました。
NOCラベル1枚につき2円を付加することが明記されています。
NOCラベルの付いた製品を買ったお客様は、商品に含まれたフェアトレード支援金に加えて、NOCが行う具体的な支援に参加されたことになります。
NOCラベルに込められた貧困救済策にご協力ください。

今後、このコーナーで基金の積み上げの状況、支援内容など詳しくお知らせしてゆきます。

設立年月日 2008年6月2日
代表 日本オーガニックコットン流通機構  [前]理事長  宮嵜道男
事務局 日本オーガニックコットン流通機構  [前]理事  福田友紀
所在地 〒101-0041東京都千代田区神田須田町1-2 山房ビル2階502号
電話 03-3526-6616
FAX 03-6206-4516
活動の目的 インド、タンザニアで行われているオーガニックコットンbioRe(ビオリ)プロジェクトの貧困救済支援事業に寄付する。
活動の対象 オーガニックコットン農場で働く人々とその家族
活動の内容 1.生活基盤の整備:給水・排水・公衆衛生設備・バイオガスプラント
2.教育施設の整備:オーガニック農業の訓練場・子弟の教育設備
3.医療サービス:医療設備を備えた大型バスで農村を巡回診療をする
4.食料援助:食料不足がある場合は援助する
活動の報告 NOCのホームページに活動内容を掲載する

NOC貧困救済基金2015年度報告

NOC貧困救済基金2014年度報告

NOC貧困救済基金2013年度報告

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NOC貧困救済基金2012年度報告

NOC貧困救済基金2011年度報告

2011年度NOC貧困救済基金について  2012.4.6

2011年1月から12月までの1年間、NOCコットンカ-ド及びNOCグリ-ンカ-ド1枚につき2円を寄付金として集めて、2012年3月にスイスビオリ基金に送金いたしました。
この寄付金は、タンザニア(アフリカ)のオ-ガニックコットン産地の農業コミュニテイ-の生活向上に貢献しています。現地より、寄付金受領の報告が届きました。

寄付金受領確認書

寄付金受領確認書(要約:宮嵜道男)

NOCの皆様へ

スイス所在のビオリ基金は、2012年3月27日付でNOCの支援金として4,900USドルの送金を確認しました。
NOCの皆様の親身なお気持ちが顕れたこの支援金を謹んでお受けいたします。
この支援金は、アフリカ・タンザニアのMinyanda村の新規の飲料用吸水工事(井戸)に充てられます。
ビオリプロジェクトの農業者とその家族たちを代表してここに、感謝の意を表します。

ビオリ基金 代表:パトリック・ホフマン

NOC貧困救済基金2010年度報告

2010年度NOC貧困救済基金について  2011.4.13

NOCコットン及びNOCグリーンのラベルの発給のたびごとに、1枚につき2円を支援金として徴収させて頂いています。
毎年1月から12月までの事業年度ごとに集計し、ビオリ基金に送金しています。
インドやタンザニア(アフリカ)のオーガニックコットン産地の農業コミュニティーの生活向上に貢献しています。

寄付金受領確認書

寄付金受領確認書(要約:宮嵜道男)

NOCの皆様へ

ビオリ基金は、ここに謹んで2011年3月31日に、NOCからの寄付金として、2,350USドルを受領しました事をご報告申し上げます。
このご寄付金は、タンザニアに於いてビオリの農村の飲料水供給プロジェクトに充当されます。
このプロジェクトを通じて農民の健康な生活に大いに役立っていることをお伝えし、感謝申し上げます。
ビオリの農民は、収穫量が増え、有利な買取り価格で、それらを全量買取りの仕組みで売れるといういくつもの恩恵を得て、収入も安定し、当初の貧困救済の目的を達成することができました。
今までに、幾度となく改善策がとられ、皆様の援助もいただき、私達は次の重要なプロジェクトにも取り組めるようになりました。
これも皆さんのご協力の賜物です。ビオレの農民を代表して皆様のご支援に深く感謝申し上げます。

ビオリ基金 代表:パトリック・ホフマン  事務局長事務局長クリスタ・スーター

タンザニアでの井戸建設

  1. 地形や植物の生え方などを観察して、水源を予測し、井戸を作るポイントを探す。
  2. 予測をつけて小さい穴を掘り水源を探す。水源に当たればその水が飲料に適するかどうかの試験のため、検査機関に渡す。
  3. 水質が適せば、井戸掘りを開始する。人力で掘り始める。
  4. 井戸の内壁になるコンクリートの輪を作る。型にコンクリートを流し込み固まるのを待つ。7日ほどで出来上がり。
  5. コンクリートの輪の大きさに合わせて調整して堀り、形を整える。
  6. 深くなると人が中に入りバケツに土を入れ、地上に揚げ掘り進む。時に大きな岩盤に当たったりすると、砕かなければならず、作業は難航する。
  7. 井戸の穴が完成すると厚いコンクリートで作った蓋をする。周りに石を敷き、動物が井戸を壊すおそれがある場合はフェンスを作る。
  8. ポンプを設置する。
  9. 利用する人々に、保守管理の方法を指導する。
  10. 水を消毒して利用を始める。

NOC貧困救済基金2009年度報告

2009年度NOC貧困救済基金について  2010.3.15

2009年1月より12月までの1年間、NOCカード1枚につき2円を寄付金として集めました。
そしてスイスビオリ基金に送金しました。寄付金受領の案内が現地より届いています。

寄付金受領確認書

寄付金受領確認書(要約:宮嵜道男)

NOCの皆様へ

ビオリ基金(スイス)は、ここに謹んで2010年2月17日にNOCからの寄付金として、2,576USドルを受領しました事をご報告申し上げます。
皆様の寛大なお気持ちに感謝します。

このご寄付は、タンザニアに於ける飲料用井戸建造に充てることにします。

ビオレの農民そしてその家族を代表して皆様のご支援に感謝申し上げます。

ビオリ基金 代表:パトリック・ホフマン

NOC貧困救済基金2008年度報告

2008年度NOC貧困救済基金について  2009.3.23

2008年8月より12月まで5か月間、NOCカード1枚につき2円を寄付金として集めました。
そしてスイスビオリ基金に送金しました。寄付金受領の案内が現地より届いています。

寄付金受領確認書

寄付金受領確認書(要約:宮嵜道男)

NOCの皆様へ

スイスビオレ基金は、2009年2月24日、確かに1,378.02USドルをNOCより寄託された事をお知らせします。

この寄付金は、タンザニアの住民のための飲料・生活用水の給水設備(井戸)の工事の費用に充てられます。

ビオリプロジェクトの農業者を代表して、NOCの皆様のご支援に心から感謝を申し上げます。

NOC貧困救済基金2007年度報告

【ビオリ教育支援プログラム】

ビオリ協会は、2006年7月にインド中部のマディヤプラディシュ地域で、ビオレオーガニックコットン農業地域の3カ所のコミュニティの学校に対して支援プロジェクトをスタートしました。
これらの学校は、公立の学校に行けない子供たちを対象としています。教育の方針は、子供たちに教育を受けることの自発性を養うことです。建物やユニフォームを提供し、教師を派遣し、100人以上の子供たちに教育の機会を提供しています。

多くの子供たちが学校に行っていないという現実に対して、ビオリ農業地域本来の発展のためには、次世代を担う子供たちの教育は、不可欠であるという認識で運営されています。

公立の学校に行けない理由は、遠すぎて通えないとか、雨季になると外に出られない、また、両親自身が読み書きできず、子供の教育そのものに関心がなかったことが挙げられます。
このため従来コミュニティの学校は、「学校」と呼ばれてはいても、ほとんど学校らしい態をなしていなかったのが現実でした。

このプログラムの目的は、コミュニティの人々に、子供への教育が、将来の社会の発展に役立つことを理解してもらうことです。
学校の設備を整えることで、子供たちの関心を集め、自主的に学校に来るよう仕向けます。

教育プログラムは、長期にわたりコミュニティの学校を指導してゆきます。施設整備は、2007年から2008年に掛けて行われます。
2007年4月に、㈱ゴールドウイン、㈱パノコトレーディング、日本オーガニックコットン流通機構は、学校への支援金を贈りました。
以下の内容で活用されています。

ビオリ ニュースレター 2008年3月号

REMEI社は、年度末に当たり一年の成果を発表しています。
インドビオリプロジェクトでは、収穫面で成功し、新たな社会的な支援事業も遂行されました。
タンザニアビオリプロジェクトも十分な雨に恵まれ、次の良好な収穫が予想されています。
ついに一万人の農業者がこのプロジェクトに関わることとなり、このことは、将来に向けて記念すべき「一里塚」として誇れるものです。

【主な活動】

  • スイスコープのNaturalineの製品が、スイステレビとスイス消費者マガジンSaldo誌の行う優秀商品の評価を得た。
  • ドイツのファッションメーカーMORE&MOREはBio meets Lifestyleの売り場でオーガニックコットン製品を始めて取り扱う。
  • 2月7日にタンザニアのビオリプロジェクトの代表者たちがインドbioReプロジェクトを訪問、視察し意見交換が行われた。両者にとって意義ある結果となった。
  • 2006年の12月から始まった大型バスに設置された移動病院の医療サービスが各地を廻り、功を奏している。
  • 女性たちの経済的自立を目的に行う、手紡ぎの組織を作り徐々に品質向上している。
  • 新たな価値を生む可能性が出てきた。手紡ぎの機械を特別な名で呼ぶ「Ambar Charkha」。
  • ビオリプロジェクトの子弟教育は今や7ヵ所で行われ288人の子供たちに正規教育プログラムを提供している。
  • 3月22日の世界水の日(The World Water Day)に因んで、タンザニアの村Ng’hobokoで井戸掘削プロジェクトの最初の井戸が開き、しめやかに式典が行われた。

ビオリプロジェクト  REMEI社  ピーター氏プレゼンテーション

スイスにあるREMEI社のピーター・チャンネン氏が、NOCメンバー企業である㈱パノコトレーディングに来社し、自社の取り組みについてプレゼンテーションをしました。
REMEI社はインドやタンザニアでオーガニックコットンを生産する農家を支援し、フェアトレードにより、㈱パノコトレーディングやスイス生協にオーガニックコットン製品を供給している会社です。

REMEI社は、化学肥料、農薬などを使わない本当にオーガニックな製品を作りだすだけでなく、廃水を浄化したり、有害な化学物質を使った染色や加工はしないなどのエコロジカルな加工を徹底させています。
栽培方法も、実際にどんな形で行われているのか、興味深いお話をしてくれました。
農薬を使わない代わりに向日葵など虫の集まる植物を周りに植えたり、ニーム(栴檀)と呼ばれる植物のエキスをかけて虫が集まるのを防いだりするとのこと。
また、同じ作物をずっと植えるのはなく、コットンを1年作ったら、その次は大豆やとうもろこしなどの野菜を作るというように、輪作によって土壌がやせないようにしているとのこと。

また、REMEI社が行っている「ビオリプロジェクト」では、オーガニックコットンを栽培する農家にもさまざまな支援活動を行っています。

そのひとつが有機農業のためのさまざまな技術を教育するプログラム。緑に囲まれ、設備の整った農業訓練所で、先進的な有機農業のノウハウを伝えています。

また、利益の5%を基金(ビオリ基金)に積み立て、農家及びその家族のための健康維持のために、移動病院(Mobile Hospital)での治療や検査を行ったり、バイオガス設備や潅漑設備などの農業インフラに対しても金利ゼロで融資をしています。
さらに、子供達への教育や公衆衛生施設の設置など、幅広く農業従事者やその家族、コミュニティへの支援を継続して行っています。

そして、もうひとつフェアトレードを基本に、収穫された綿花の購入は、綿花相場の最低20%上乗せを保証しています。
一般のフェアトレードは買い付け保証なしに行われていることを考えると、REMEI社のフェアトレードがどれだけ農業従事者にとって安心なものかがわかります。

このREMEI社が行っている「ビオリプロジェクト」は、2002年ヨハネスブルグで開かれた世界環境サミットで、その功績をたたえられ、国連から「持続可能な開発パートナーシップ賞」を授与されました。
NOCメンバー企業 ㈱パノコトレーディングの輸入する原料の約8割はこのREMEI社のものを扱っています。
つまり、㈱パノコトレーディングをはじめとするNOCグループの製品を使うことは、間接的にインドやタンザニアのオーガニック綿農家の暮らしを支援し、彼らの環境のためにも貢献していることになるわけです。
文/石川裕子

NOC meet's REMEI AG biore エコロジー・フェアトレードプロジェクト

REMEI AG bioRe エコロジー・フェアトレードプロジェクトの概要
5つの生産規準

  1. オーガニックコットン
    連作ではない、輪作により土壌の保全に努める。
    殺虫剤、化学肥料など使わず栽培。
    農業者の健康維持。
    農業者を借財から脱する援助活動。
    収穫効率の向上を指導。
    農業者の所得向上を援助。
  2. 公正
    農業者及び紡績工場作業者の良好な労働環境を維持。
    農業者への支援活動。
    工場作業者の適正賃金、適正労働時間を維持し、子供の就労は行わない。
  3. 衣料品のエコロジー加工
    塩素を使った漂白はしない。
    有害な重金属を使った染色はしない。仕上げ加工にホルムアルデヒドを使わない。
    廃水は浄化処理する。
    加工規準は、作業者の健康を守り、着る人の健康を損なわない。
  4. 品質
    管理されたbioRe糸を使い、最終製品までbioRe品質規準の下、仕上げられる。
  5. 公明性
    bioRe textile chainは全ての生産プロセスを掌握している。
    オーガニック栽培は、EU2092/91の指示の下、行われている。
    綿繰り、紡績、製織、縫製など全てのプロセスはフェアトレード認証SA8000で運営されている。(Social Accountability)
    全ての生産状況は、完全に公開している。

REMEI AG bioReのフェアトレードの特徴

bioReの考えるフェアトレードは、基本を踏まえた上でさらに柔軟に対応しています。

  1. 農業者の組織化
    共同して運営する能力のない零細な農業者を集め、協同することで効率を上げる指導をする。
  2. 最低価格の保証
    買い付け額は、綿花相場の最高20%上乗せする。農業者は、収穫した綿花を上乗せ価格で全量売り渡せるので、安心して仕事に励める。一般のフェアトレードでは、買い付け保証なしでフェアトレード価格を提示するが、これは必ずしも農業者を支援することにはならない。収穫量が少ない年は、年間の所得は減少するし、また逆に収穫量が大きい年は、市場価格が安くなり、フェアトレード価格が、相対的に高く映り、売れなくなる。買い付け保証の大切さがわかる。
  3. 社会的なプロジェクトの支援
    bioRe基金はインドとタンザニアのコットンプロジェクトからの利益の5%を供与する。
    個人であれコミュニティであれ、優れたプロジェクトに資金提供する。
    それがたとえ公式には認められないようなことでも、民主的な討議がなされた結果であれば支援の対象になる。
    L.Gimelfarb/Rotkreuz,28th July2006より

REMEI:リーメイ社
bioRe基金:ビオリ基金
REMEI AG bioRe農業者への5つの支援活動

  1. 有機農業の教育・訓練
    設備の整った訓練所で、熟練指導者により先進的な有機農業を教育する。
    指導者は毎月農場を訪れ、作柄をチェックし適切な指導に当たる。
  2. 買い付け保証
    5年間の買い付けを保証する。
  3. 割り増し買い付け
    一般綿の市場価格の20%上乗せで買い付ける。
  4. 経営及び資本蓄積
    経営のノウハウの指導。
    運営管理の技術を指導する。
    綿繰りの工場を農業者が共同で保有することで地域の利益になり更に再投資して、地域の資本を蓄積してゆく。
  5. 地域の個人及びコミュニティへの支援
    bioRe基金は健康維持、子弟の教育、社会資本の充実。
    (例)健康管理の移動病院、マラリア防除、学校施設
    飲料水の給水ポンプ設備

bioRe基金は、バイオガス設備、灌漑設備などの農業インフラの建設資金に対して、金利ゼロの融資制度を運営。

SA8000について(Social Accountability International)

人権擁護団体、児童労働撲滅組織、労組、労務研究者などで構成される団体アメリカCEPAA(Council Economic Priorities Accreditation Agency)が定める企業行動規範の世界規準があります。ILO(国際労働機関)や国連の人権条約にも準拠しています。

SAIはこのCEPAAの基準(児童労働、強制労働、差別労働、安全・健康を損ねる労働環境などから労働者の権利を保護する基準)を満たすかどうかの認証を行います。

インドにおけるビオリプロジェクト(Maikaal Biore)は2006年2月にオーガニックコットン原綿及びジニング(綿と種の分離工程)のプロセスの認証を取得しています。

マイカールビオリプロジェクトの実績が精査され分ったことは過去10年間に農業者たちは在来農業の頃と比べて総額で6億円以上の所得増加分があったという事でした。

オーガニックコットン農業の有用性が証明されました。
環境によし、人の健康によし、働く人によしの綿素材です。

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