日本オーガニックコットン流通機構は、オーガニックコットンの普及を目指す特定非営利活動法人です。化学物質過敏症の方々や、アトピー症の方々への情報提供や支援活動をしています。

原綿・布地の加工について

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オーガニックコットンの原綿

写真提供/Joerg Boethling・Ageuda

写真提供/Joerg Boethling・Ageuda

綿花の加工

収穫された綿花は繊維と種に分けらます。
種は植物油や飼料に利用されます。繊維は約200kg単位に堅くまとめられます(これを原綿と呼びます)。
布団や、クッションやぬいぐるみの中身に使う場合は、幾重にもわたるゴミ取り工程を経て精綿として取引されます。

オーガニックコットンの糸、そして布地の加工

環境と人の健康のために

環境と人の健康のために

高い安全性を追求

糸にする紡績工程では、ゴミや、品質を落とす短い繊維を取り除いた後、繊維を平行に揃えて引き伸ばす作業を何度か繰り返して所定の太さの糸に加工し、最後に適度な撚りをかけて強度を出します。
ここまでの工程は一般の紡績もオーガニックコットンの紡績も基本的には同じです。
オーガニック紡績の工程で使われる補助剤については、認証機関がエコロジーや、安全性を求めた規準(GOTSなど)に従って使用されています。
糸をタテ糸(経糸)のビームに巻き取り糊付けします。
生地の柄、密度などの仕様に合わせて、経糸を織り機にセットしヨコ糸(緯糸)が織り込まれて生地組織が出来てゆきます。糊が付いていてパリパリの状態で出来上がった生地は生機(きばた)と呼ばれています。
一般的には薬剤処理して糊を落としますがNOCコットンは、健康安全性とエコロジーのため、湯洗い天然石鹸や酵素を使って糊抜きします。

環境に配慮した紡績プロセス

環境に配慮した紡績プロセス

環境に配慮した紡績プロセス

水の環境サイクルに配慮

一般の生地はここから脱脂、漂白、染色、防縮、防しわ、柔軟、艶出し、防水、防汚、防炎,抗菌など用途に合せて、幾重にもわたって化学処理が施されてゆきます。
全て水を介して作業するため処理工程で使われた水は、河川に排出されることとなり水質汚染に繋がってゆきます。また、化学処理に使われた化学物質は、生地繊維の中に残留し、健康を害する場合があります。
アレルギーの体質の人は、しばしば繊維製品で発症してしまいます。
NOCコットンのプロセスでは、ソーダ灰や石鹸液を高温にして生地を洗い、繊維の成分である蝋分油脂分を取り除き、その後乾燥して化学処理をせずそのまま完成となります。
現在は、国の排水規制が行きわたり、河川の水の汚染は改善された様に見えますが、環境ホルモンのように規準値以下の極微量の成分は残留し、生息する動植物への遺伝子異変を起しているという報告もあります。
化学物質の生物への影響は未知な部分が多く、注意深く監視してゆかなくてはなりません。

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