4月22日、二つのファッションイベントを見に行きました。


まずは六本木ヒルズの40階アカデミーヒルズの会場で開催されましたルームス展です。

秋冬コレクションで60ブランドが出展し、来場者は三日間で1万人の規模です。
華やかに着飾った女性達がエレベーター前に群がっていました。

春夏コレクションは広大な代々木の国立競技場で行われますが、今回はフロアーいっぱいに各ブースが迷路のように配置され、作品と作品の間を散策するように見てまわります。
ファッション全般のショーで、衣料品からバッグ、アクセサリー、靴など、あらゆる作品が並べられています。
いつものようにこちらの興味は、
・どれだけエコロジー色が採り入れられているか?
・フェアトレードのテーマはどのように扱われているか?
・オーガニックコットン素材は扱われているか?
です。

このショーの面白さは、これからのデザイナーが斬新さや新しい技を誇示する場となっているところです。2年前くらいには、生成りの綿素材を強調したり、プレオーガニックの製品が紹介されていたりしていましたが、年々減ってゆき、今回は全くエコの要素を見つける事はできませんでした。

これからの若いデザイナーが、エコを意識しないことに不思議な感じがしました。
東日本大震災以降、いくつかエコロジーフェアトレードをテーマにしたイベントを見てきましたが、何処も若い女性を中心に物凄い盛り上がりで、デザイナーの世界とのギャップを感じました。

デザイナーの感性に、このような時代のテーマが盛り込めないとすれば、マーケティング戦略としては大きな穴があると言わざるを得ません。形だけ追いかける無邪気さはもう支持されない時代になってきていることに気付いてほしいと思いました。

もうひとつの展示会はNOCメンバーのモードエイトがプロデュースのikkuna/Suzuki takayuki展です。

代官山の重要文化財旧朝倉家住宅の真向かいのヒルサイドテラスアネックスBのビルの屋上で行われました。ガラス張りの温室で明るい光が差し込み、周囲の木の緑の間を通った風が入り込み、部屋には清清しい空気が作品を揺らしています。

オーガニックコットン一色の作品群で草木染のバリエーションが巧みに配置されています。秋冬コレクションということで、ぽってりした裏起毛のトレーナー風のジャージがありました。基本的に綿生成り、バリエーションで草木染というパターンがすっかり上質さを定着させています。

すずらんの白で、生成りを白く染めたブラウスは、ケミカルで脱色した物とは違う気品にあふれる作品でした。

モードエイトホームページはコチラ

日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮嵜 道男