その2

カラートーン

メインの色が決まるとその色を補完するためのサブカラーとアクセントカラーが決まります。このカラートーンでデザインすると、心地よいハーモニー(調和)が生まれます。

 

 

メインカラー サブカラー アクセントカラー
緑青 赤紫
青紫 赤橙
黄緑
黄緑

 

 

明度、彩度の変化

春夏の色の傾向は、明度、彩度とも上昇してゆき華やぎ、秋冬になると明度、彩度とも下降して落ち着いてゆきます。日本やヨーロッパはこの傾向が顕著ですが、アメリカ・カリフォルニアのような季節感の少ない地域ではこのような変遷は起きません。日本では、春夏にはカリフォルニアの色相を取り入れ、秋冬にはヨーロッパの色相を好む傾向がみられます。

天体からのエネルギーの影響とファッションスタイル


 私たちは、地球上で生きて重力を感じています。地球は月など他の天体との複雑な引力関係を持っています。日常的にこのことをはっきりと意識することはできませんが、無意識の潜在意識(本能)の領域では影響を受けています。地球が太陽の周回軌道上を移動し、元の位置に戻る循環が人間に作用して行きます。その作用が心地よいかどうかのバランスを取るように服のスタイルや布地の柄パターンが選ばれてゆくと考えられています。

  • 天の力よりも人間の力が優位になると逆三角形のスタイルが現れます。

(天に向かうイメージ・垂直意識)

 

エネルギーが天に向かって力強く発散してゆきます。肩を張ったシルエットで、ミリタリー調な力強さが表れます。
ボトムよりもトップの分量が多い形で、細身のスラックスやスパッツが好まれます。
襟は剣先のあるクラシックスタイルになります。布地の柄は、縦のシャープなストライプ柄が好まれます。
ユーモアのあるポップな柄、ストーリーのある派手や複雑なパターンの柄もこの範疇に属します。

 

 

 

 

 

 

 

  • 天のちからと均衡すると四角いスタイルが現れます。(休息・バランスのイメージ・ストップ意識)

  エネルギーが均衡して静止します。
左右対称、スクエアーなシルエットになり落ち着きが表れます。 衿巾は広めのノッチカラー。シンメトリーなパッチポケット、ジャケットにはダブルボタンが好まれ、
パンツはボックス型、スラックスはフラップがあるものになります。
スカートはプリーツが好まれます。織柄ではタータンチェック、グレンチェック、千鳥格子や水玉のトラッドもこの範疇に入ります。
メカニックな幾何学的な柄やシンメトリーやシンボリックなものが選ばれます。またプレーン(無地)なものもこの範疇に入ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 地球の引力に逆らわないで水平方向に拡がる三角形(円錐形)のスタイル現れます。(平和のイメージ・水平意識)                 

地球の引力に逆らわないでエネルギーは水平に広がり調和します。三角意識は、地表に拡がるイメージで、肩を張ったり、衿が広めになります。ジャケット丈、スカート丈は短めです。
フレアスカートやパンタロンが好まれ、全体的にAラインスタイルとなります。柄はボーダー柄とか力強い切り替えが表れます。横に伸びるニットなどの編地がこの時期に現れます。
布地の柄は、ハーモニーのあるボーダーが表れます。また渦巻の外扇動柄や植物柄ヒョウや虎やシマウマの柄なども表れます。

 

 

 

 

 

 

 

  • 動き、分散してゆくサブリナ(砂時計)スタイルが現れます。(動き、分散のイメージ・中央しぼり意識)

ストップ意識から水平意識に移り、動きの意識に変ります。動きは四方八方に分散する形となり、
砂時計のような中央が絞られた形になります。ウエストにベルトをあしらって絞り、肩にパットを入れたり、パフスリーブで強調します。スカートはフレアーやギャザーを入れたものがこの範疇に入ります。
紳士服仕立てのしっかりしたテーラードスタイルが女性服に取り入れられます。上着の合わせや巻きスカートの合わせが斜めのカットラインが表れます。
布地の柄は、動的な曲線の組み合わせや自由なプリント柄が表れます。江戸小紋のようなパターン柄、小さい花柄パターンや風景や写真的なイラストも表れます。

 

 

 

 

 

 

 

実例

1994年~1995年は「三角」でミセスのAライン、メンズのラフラインで現れた。

1996年は「中央しぼり」で、体に沿ってウエストを絞る傾向がみられた。肩はやや張り、へムも開く形になった。

1997年は「逆三角」で肩を強調して足元に向かって細いシルエットが現れた。

1999年は「四角」でコンパクトなイメージのスクエア・スタイルが現れた。

2009年、2010年は「三角」、2010年、2011年は「中央しぼり」

2012年、2013年は「逆三角」、2014年は「四角」に循環した。

四角→三角→中央しぼり→逆三角→四角→三角→中央しぼり→逆三角→四角と循環してゆく。

 

日本オーガニックコットン流通機構  顧問 宮嵜道男 9.5.2018