CO₂問題その1 地球温暖化で灼熱地獄?

CO2二酸化炭素問題をどう捉えたらいいのか?

エコロジーを考えるNPOとしては、このCO2問題は疑うまでもなく減らす方向でひたすら運動すべきものという事が常識になっています。

国の政策もマスコミの報道方針も先進国の会議でも共通認識として扱われています。

それなら頭から信じればいいのでしょうか?

右があれば左もあるというのが世の中です。

ところがこのCO2問題になると一斉に右向け右!の大号令のもと施策が行われているように見えます。

科学的に完全に捉えきれていない問題は、右からも左からも議論が出てくるのが健全で、反対意見を封じ込める様子があったら、そこには「意図がある」と疑うのが正しい態度と思います。

二酸化炭素問題は、何か変だなあという感覚を頼りに改めてみてゆこうと思います。

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冬のよく晴れた日は、キーンと冷たい空気が肌を刺す。

気象学では、これを放射冷却と呼びます。

一方、雲が低く覆う日は、大気はしっとりと温み、 柔らかさを感じます。

昨今、地球を温暖化する元凶は、二酸化炭素と言われますが、温暖化の作用のほとんどが水蒸気・雲の作用で、二酸化炭素の影響は、それ程大きくはありません。

温室効果ガスの比率は、水蒸気約60%、二酸化炭素26%、オゾン8%、その他6%です。

最近の科学的な見方では、雲ができるのは、宇宙から絶えず降り注ぐ宇宙線の作用があるとの事です。

先のノーベル賞で梶田さんが受賞した時のテーマであるニュートリノは、宇宙線の一種です。

雲が太陽の熱で温まった大気を宇宙に逃がさないように毛布(ブランケット)のような役割を果たしています。

また、同時に太陽からの光を遮り、地表の温度を下げるという逆の作用もあります。

1990年代後半にアメリカで大気汚染や酸性雨の抑制の為にSOx(硫黄酸化物)の排出権取引を始めました。

これによって抑制効果があるとして、1997年COP3(第三回気候変動枠組条約締約国会議)が京都で行われ、京都議定書が示され、その中に更に、二酸化炭素排出権取引の制度が加わりました。

これらの新しい制度を見た時、オヤッ?という違和感と同時に「怪しさ」を感じました。

本来、削減目標を決めて各国が緊密な連携を取りながら、削減のための活動をしてゆくというのが本筋なのに、金融取引の様な損得勘定を入れてきたのでした。

取引の過程できっと莫大な利益を上げる目的が別にあるなと感じたのでした。

2011年時点で世界の排出権取引額はなんと15兆円弱にもなっています。

表CO2取引額

太陽の温度は、長い目で見て上がり続けている。

これは特に異常なことではなく、星の生涯の中で当然のことで、やがて太陽は、膨張して太陽系の星々をすべて呑み込んでしまいます。

但し、それはだいぶ先々の話しで、63億年後です。

太陽の温度上昇の影響はもちろん我が地球に及びます。

地球が呑み込まれる前の灼熱地獄になるのは最新の計算では、15億年後とアメリカの地球物理学会のオンラインジャーナル「Geophysical Research Letters」が発表しています。

真夏の暑い日になると、テレビでは日常の街の風景を赤く色づけして、地球温暖化で灼熱地獄になると脅していますが、それは15億年先の話しです。

平成28年1月25日 日本オーガニックコットン流通機構 宮嵜道男

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