食品・生活用品リスト改訂版出版
NPO化学物質過敏症支援センター
A4b版150ページ 2,400円
化学物質過敏症の患者さんのよろず相談を一手に引き受けている化学物質過敏症支援センター・通称CSセンターが、2014年度版の商品情報誌を改訂出版しました。
ある日突然、ある種の化学物質に対して体が反応して違和感を感じそれが日ごとにはっきりとして症状が出て、病院で「化学物質過敏症」という病名が伝えられてから、生活は、ガラリと変わってしまいます。
それまで買い物について、全く気にせず、好きなものを好きなだけ買って生活していた人が家の中の生活用品の一つ一つに目を向けて吟味します。
原因物質を含んでいるのではないかという「怪しい物」は、すべて廃棄処分して、さて、それに代わる安全なものは何かと探してみると、近所のお店には、ほぼない事に気付きます。
街の洋服屋さんもクリーニング店も薬局ドラッグ、スーパーマーケット、ホームセンターにも必要なものを見つけることはできません。
それ程、現代の生活用品は、化学物質漬けということができる訳です。
さて、そんな時に頼りになるのが、この本です。
何しろ、化学物質過敏症を克服された方、または、軽くはなったけどいまだ化学物質は苦手という方たちが、身をもって体験して厳選した食品や生活用品のガイド本です。
予防、健康情報としての価値
「化学物質に過敏になる」ということは、誰にでも起こる可能性があります。
花粉症などのアレルギー体質の方や「ホームセンターの臭いが嫌い」、「家具センターにしばらくいると頭の芯が痛くなる」、「デパートの洋服売り場にいると、ワナワナと力が抜ける感じがする」、「トイレの芳香剤を嗅ぐと悪寒が奔る」などと感じる人は結構います。
過敏症という日常生活に支障をきたす程の病気ではありませんが、体にとって良くないモノを感知する能力に長けているタイプの人々です。
全く何も感じないということは一見、良い事のようですが、それは単に体が丈夫なのではなく、察知能力が鈍いので無防備に有害物質を体に取り込んでしまうというリスクをもっているとも考えられます。
何も感じない人も、この情報をひととおり理解して、安全な商品を使うようにしてゆけば、健康を長く維持できます。
また、ここに紹介されている商品は、どれも健康によいだけでなく、地球環境保全の面でも優れていますので、自然志向の生活をされている方々にも有用です。
この情報誌の購入、問い合わせは以下の通りです。
NPO化学物質過敏症支援センター
〒231-0006 神奈川県横浜市中区南仲通4-39 石橋ビル5F
電話:045-222-0685 FAX:045-222-0686 e-mail:yokohama@cssc.jp
平成26年8月25日 日本オーガニックコットン流通機構 宮嵜道男