ヨーロッパの展示会を終えて
1月21日・22日ティッシュプルミエ(フランス・リール)
2月4日~6日ジェトロミラノ展(イタリア・ミラノ)
今回はこの二つの展示会にオーガニックコットンの生地を持って出展しました。
ティッシュプルミエは今回で9回目、ジェトロミラノ展は初参加となりましたが、世界的な不況による円高の影響は否めない状況でした。
どちらの展示会でも対ユーロにおける円高は出展当初より懸念していましたが、「いいものはいいんだ」ということを実感できる評価を得ることが出来たのは大きな収穫でした。
ティッシュプルミエには生地だけの出展ではなく「子供服」を製品として展示したところ満足できる評価を得られました。
今までの素材だけの提案から「かたち」として提案したことによってバイヤーの目を引いたのは、日本発のオーガニックコットン生地の風合いの良さを表現したことによって説得力が上がったと思っています。
春夏ものの展示会ということでプリントの派手なものが目立つ中、オーガニックコットンの優しい色合いはとても心安らぐものでした。この展示会には東洋からの出展は私たちだけでした。
初出展となったジェトロミラノ展はファッションのメッカであるミラノで開催ということもあって、ジルサンダーやアルマーニといった著名なメゾンも数多く来場しました。
中でもプラダとボッテガベネッタは日本製のオーガニックコットン生地に非常に興味を示し、プラダは洋服向けに、ボッテガは洋服だけでなく家庭用品アイテム用の素材として多くの生地をピックアップしていました。
いずれも今後の対応次第ですが、大きく飛躍する可能性を大いに実感することが出来ました。
今後の動向は動きがありましたらレポートいたします。
株式会社 前田源商店
前田富男