bioReインドで行われている コットンの種の研究
現在、綿花の世界では、アメリカのモンサント社が展開するGMO
(遺伝子組み換え)の種の世界支配の戦略下にあります。
巨大な資本力を前にして、小粒でも果敢に取り組むオーガニックプロジェクトを応援しましょう。
NOC産地ニュースより 2012‐9-25
インドのbioRe プロジェクトは、スイスのオーガニック農法の研究機関FiBLとDharwad大学の協力を得てこの数年来、最適な形質を持った種の特定を目指した研究を続けてきています。
この研究が始まったのは、遺伝子組み換えの種が急速に広がり、在来の種の開発がされなくなったことへの危機感からでした。
それぞれの畑の土壌の状態に最も合う「種」を膨大なサンプルから抽出する地道な研究が続けられています。
理想的な綿花とは、収量が十分で、害虫からの影響が少なく、繊維長が長く、細い高品質の綿花です。この研究には綿農業者自らが参加して、その研究を共有しています。
あと2年後の2014年には、研究成果を固められるよう日々努力しています。
それまでは、従来の確実性の高い三つのタイプの種を適宜使ってゆきます。