株式会社キャナル

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ご紹介

大田区　東急多摩川線　矢口渡駅から徒歩5分ほどのところ。
都心に近いのに、駅から続く商店街があり、ローカルな下町の雰囲気のある街並み。
近くには多摩川が流れ自然もあり、のんびりしたそんな街にキャナル本社があります。
取材当日も展示会のお忙しい中、河内社長に快くインタビューにご対応いただきました。
2000年創立、今年で24年目の帽子製造卸メーカーの株式会社キャナル様をご紹介いたします。

東京・大阪・タイを飛び回っている河内社長です。

NOCの会員となった経緯

会社を創設し、帽子を製造販売していく中で、平行して会社として社会貢献できることを考えていました。
環境にも肌にもやさしい繊維はないかと探していたところ、ネットで(株)パノコトレーディングを見つけすぐに連絡をして、オーガニックコットンのお話を初めて細かく伺う事ができました。
オーガニックコットンの栽培には、一般の綿畑で使われている化学肥料や殺虫剤、除草剤などの農薬を使わず、土壌中の微生物に活力を与え働く人々の健康を損ねず、近隣の環境保全や住人の安全を守ります。
そして近年急増している遺伝子組み換えの種の使用を原則禁じていて地上で最もサステナブルな繊維素材なのです。環境に負荷のない、人にも優しい、地球にも優しい素材との出会いでした。
　
帽子の販売先からも抗がん剤治療の方や肌の弱い方から室内用の帽子で、肌に優しい帽子が欲しいとのご要望があったこともあり、2006年にはオーガニックコットンのブランド『sign』を立ち上げ、オーガニックコットンの栽培から製品に至るまでの工程において、環境や人にやさしいモノづくりの体制をつくるためにNOCの会員となり、NOCコットン規準に基づいた製品を作り、そしてNOCラベルをつけて販売をしています。　　

会員になった当時は、オーガニックコットンの言葉さえまだ身近でなかった時代でしたので、静岡のap bankフェス（音楽を楽しみながら、環境問題を身近に考えてもらう場として開催される音楽野外フェス）に参加して、企業間のつながりや、オーガニックコットンの良さを多くの方に知っていただこうと活動をしてきました。

また、社会貢献の活動として、オリジナルブランド『sign』の売上の1％は地球に還元することを決めていて、現在に至るまで、毎年この活動を継続しています。
　
スイスのREMEI社が中心となり1991年からインド・タンザニアで始められたbioRe（ビオリ）プロジェクトに支援をしています。

●支援先について
このプロジェクトの特徴は、単にオーガニックコットンを買い取るだけではなく、この地域で暮らす人々が自立していくための様々な仕組みを構築している点です。
オーガニックコットンの栽培から最終製品に至るまでのすべての工程において、環境に負荷を与えず、社会的に公正なモノづくりを行っています。
プロジェクトをスムーズに進めるために「bioRe基金」が設立され、この基金を通して生産者と彼らの暮らす地域に様々な支援をおこなっています。
『bioRe プロジェクト』の詳細はコチラ

代表的な商品

抗がん剤治療の方向けの室内用の帽子を多くのお客様にご愛用いただいています。
また大手ウィッグメーカー様向けのOEM商品も多数作っています。
その他にも　ボア素材のマフラーや立体マスク、最近人気商品のアイマスクやサウナハット　等があります。
　

キャナルの帽子をご購入の方はコチラ

製品にNOCラベルをつけることになった経緯

オーガニックコットン製品が増えている中での差別化を図りたかったからです。
原料がどこの畑で栽培され、綿 → 糸 → 生地 → 縫製 → 製品が出来上がるまでのストーリーが明確で、各工程での生産者の顔がちゃんとわかる製品にNOCラベルが付けられます。
安心・安全な製品の証になります。

NOCコットンラベル
漂白、染色などの化学的処理をせず、コットン本来の性質を最大限生かしたNOCコットン規準に添って製品加工した商品ラベルです

NOCグリーンラベル
日本国内でNOCコットン規準及びＮＯＣグリーン規準に沿って生産された素材（生地）を使用した商品に付けられる認定ラベルです

NOCブルーラベル
日本国内でNOCコットン規準及びＮＯＣグリーン規準に沿って生産された素材（生地）を使用し、海外での縫製や包装仕上げなどドライラインのみの加工工程で仕上げられた商品に付けられる認定ラベルです

　
またNOCのラベルには2円の支援金が含まれ、お買い物が直接の支援につながるシステムになっています。
このようにＮＯＣラベルを付けることで、商品に高付加価値を付ける意図があります。

NOC認定ラベルについてはこちらから → NOCコットンの規準

商品の安全性について心がけていること

NOCコットン規準に則って製品を作ることが一番！！
原料から製品に至るまでの工程において、すべて目の届く範囲でのものづくりを徹底しています。
縫製は、東京や　大阪の自社工場の国産がメイン。タイ・バンコクにも自社工場を設立し、「低コスト」・「小ロット対応」・「高品質」を実現されています。
一部のオーガニックコットン製品についてもこちらで生産されています。
キャナルタイ工場はコチラ

2022年に、『第16回とよなかエコ市民賞』を受賞されました。
大阪の豊中市内で環境に取り組む団体が選ばれ、表彰されます。
オーガニックコットン100％の環境に負荷の少ない素材に特化した帽子ブランドを展開され、環境に配慮した素材へのこだわり、そして持続可能な社会づくりへの意識の高さを評価され、これまでの功績に対し表彰されました！！
　

株式会社キャナル：第16回とよなかエコ市民賞受賞

その他

オーガニックコットン製品を生産している中でやるならもっと突き詰めたいと思っていて、そんな中で2022年にブランド「HOME」を立ち上げました。
ふるさと納税の返礼品として出品を試みるなど、帽子以外の家中商材に力を注いでいます。
最近ではサウナブームでサウナハットが大人気！！
それからアイマスクが大好評！！いただいています。