産地情報[コラム 2019 No.12]

産地情報

エジプトよりサラマレコン!!

 

昨年(2018年)12月26日にパノコトレーディングの御法さんのエジプトの産地レポートを配信しました。

前回 パノコ 御法さんのエジプト視察報告はこちら

その後の産地の様子を引き続きお知らせします。

昨年度、(株)パノコトレーディングがエジプトで契約栽培したELS(超長綿)
GIZA92が順調に育って、収穫され紡績が済み、この5月のゴールデンウイーク明けに日本に到着しました。
糸番手は120/1,90/1の2種類です。早速 120/1のシルクの様な風合いの糸でローンの生地を生産しています。

この件に関するお問い合わせは
e-mail  cotton@panoco.co.jpへお送りください。

来年の生産は、すでにこの5月に作付けを終了して生育中です。引き続き、ナイル川の肥沃なデルタ地帯ダミエッタでバイオダイナミック農法の下で順調に育っております。

現地から畑の写真が送られてきていますのでご覧ください。
(写真は6月19日撮影したものです)
収穫は今年の9月から10月頃の予定です。

  

 

 

 

 

 

 

 

このエジプトにおけるESL生産のプロジェクトは 国連UNIDO、エジプト政府、イタリアの世界的金融グループ ISPの繊維会社そしてSEKEMが協力して ”Cotton for Life” サスティナブル・プロジェクトとして
2017年にスタートしたものです。エジプトの綿産業の競争力を強化するため、オーガニック、バイオダイナミック農法を特長として栽培から最終製品まで一貫管理します。
また後継者の育成や世界市場における高品質なエジプト産の長綿、超長綿(LS,ELS)製品の更なる普及を目的としています。
㈱パノコトレーディングもその趣旨に賛同して今後もプロジェクトの発展に協力してゆきます。

 

オーガニック農業プロジェクトSEKEMの創業者イブラヒム・アボウリッシュ博士(Dr. Ibrahim Abouleish) のご子息で後継の社長ヘルミーさん( Helmy Abouleish 、右の写真左から二人目の方)がオーガニック認証基準組織Demeter International(ドイツ本部) の代表に昨年6月選出されました。
Ⅾemeterは1924年にルドルフ・シュタイナーにより提唱されたバイオダイナミック農法で、現在、63の国で取り入れられています。

㈱パノコトレーディング 御法隆德 7-3-2019