(独)中小企業基盤整備機構によるオーガニックコットン調査について
オーガニックコットン含有率に関する適正な表示ルールのあり方に関する調査事業
各業界新聞で発表されていますように、経済産業省はオーガニックコットンの規準作りをする方向で調査を行いました。
1992年にオーガニックコットンの普及の仕事を始めてから17年、普及啓蒙活動を続けてきましたが、やっと政府としてオーガニックコットンを独立した一繊維素材として認知して、正当な価値を与えようとしています。
経産省はこの規準作りの目的に消費者を偽装疑惑の不安から守るという事と同時にNOCグループ企業のように真面目に取り組む企業を不正直な企業と区別して、結果として支持してゆくということも挙げています。
いづれにしても大いに歓迎すべきこととして、NOCは協力してゆきたいと考えています。
(独)中小企業基盤整備機構のホームページに報告書が掲載されています。
中小企業基盤整備機構
昨年2008年から今年の3月にかけて、3回の委員会が催されました。
出席された各人は、それぞれの立場でオーガニックコットンへの考えを発表していました。
NOCとしては、オーガニックコットンは常に100%であるという基本的な考え方や、加工処理に関しては、化学物質過敏症の医療関係機関との取り組み、患者さんへのサービスについての具体的な例を示し、製品の安全管理について報告しました。
今後、経済産業省は、年内に表示に関するガイドラインを示し、来年には更に踏み込んだ基準を決めてゆくものと思われます。
日本オーガニックコットン流通機構 理事長 宮嵜 道男