東日本大地震でのNOC支援活動の報告
NOCメンバーの皆さんに協力を呼びかけ、岩手、宮城、福島、茨城県の被災地に住む
アレルギー症やCS(化学物質過敏症)の患者さん達に支援する活動を行いました。
3月11日の震災から数えて一週間後の3月18日頃から、被災地のCSさん宅に電話を掛け状況の調査を始めました。
まだこの頃は電話が通じませんでしたが、25日頃からポツポツと電話で話が通じるように
なりました。
CSセンター(化学物質過敏症支援センター)の方々とも連絡をして現地情報や患者さんの消息を確認しました。
CSの皆さんは、横の繋がりがなく、どなたかに連絡するとたちどころに情報が拡がるという事はありません。そこで手当たり次第電話をすることにしました。
それでも20人弱の電話リストから、15人くらいの方々と話ができました。
その他の4~5人の方とは未だに連絡がとれていません。
無事避難所におられることを祈るばかりです。
お話しできた方々は一様に
「怖ろしかった」
「家の中は、多くが破損して片付けに苦労している」
「カップラーメンや菓子パンを食べて気分が悪くなった」
「風呂にも入れず着替えに困る」
と言われ、被災生活の深刻さを感じました。
それでも声は思いの外、元気な方が多く安心しました。
支援を申し出ると、自分よりひどい被害のある方を先に助けてあげてほしいと謙虚な言葉が多くありました。
東北の人々の我慢強さ、暖かさを感じました。それでもしばらく話して本音に触れると、とたんに涙声になり言葉に詰まるようになりました。
皆さんは少しずつ日常を取り戻しつつあります。
NOCのメンバーの皆さんの熱心なお志を有効に使わせていただきました。
岩手県の方々4人、宮城県の方々3人、福島県の方2人、茨城県4人、そのほか、福島県の化学物質過敏症の方々の避難所「あらかい健康キャンプ村」と宮城県仙台市で、アレルギー、化学物質過敏症の方々に食材を提供している「㈲ヘルシーハットの三田さん」に、オーガニックコットン製品の配布をお願いしました。荷物は順次届き始めていて、丁重なお礼の電話やメールをいただいています。
以下 ご協力いただきました方々を列挙させていただきます。(順不同にて失礼します)
ありがとうございました。
<支援金、義援金>
- 繊研新聞社経由の日本赤十字社向け義援金を10,000円*繊研新聞に近日掲載予定。
- アレルギーの会全国連絡会へ147,000円
以上157,000円を、4月6・8日に、指定の金融機関口座に振り込みました。
■個人
大久保忠男
河内桂太
福田友紀
宮崎里香
鶴谷裕一
宮嵜道男
■法人
㈱前田源商店
㈱パノコトレーディング
㈱キャナル
㈱モダム
㈱CAV
(合)ユナエステート
中村製綿㈱
㈱インタイム
壷内タオル㈱
㈲アゲイン
日の出毛織㈱
<支援品>
マザーゲート ベビー服
㈱モダム ベビー服
インテリアコーディネートゆふ おくるみ・幼児服・婦人服・マフラー・ストール・子供用マスク・男性用トランクス
日の出毛織㈱ 毛布・プチケット・おくるみ
(合)ユナエステート キッズ用服各種・バスタオル
㈲コズミックワンダー Tシャツ類・ヘンリーネックシャツ・ソックス・天然石鹸・
フォロイング ソックス・スパッツ・婦人肌着
㈱トータス 藍染婦人服各種・藍染ストール・藍染ソックス・藍染バッグ・藍染レッグウォーマー・ひじき・海苔・昆布
※福島原発に近い方に優先的に配布しました。
横田タオル㈱ バスタオル・フェイスタオル・おしぼりタオル・タオルマフラー
㈲つかさレース レースマフラー
壷内タオル㈱ フェイスタオル・ウォッシュタオル
㈱パノコトレーディング ナチュラルマスク
㈱キャナル 室内用ニット帽子
商品総点数は2067点にもなりました。
小売り価格総額で400~500万円くらいになると思われます。
皆様のご厚意に深く感謝申し上げます。
日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮嵜 道男