「化学物質過敏症・知ってね*映画祭」レポート

7月9日(土)9時30分~16時30分

東京代々木の国立オリンピック記念青少年総合センター、カルチャー棟大ホールでこのイベントが行われました。NOCもこの企画の協賛団体として参加しました。

当日は、朝から30度を越す猛暑日で、来場者のご苦労が心配されました。会場は、節電の室温28度が維持されていました。従来は、こういう会場は大体、冷し過ぎで外気温とのギャップが大きく、かえって体調を崩す原因になっていました。
28度節電は身体にもいいものだと判りました。
会場は、1964年に開催された東京オリンピックの際に各国の選手達の宿泊施設として建設された施設で、ゆったりとした国際的なサイズで開放感があります。
また明治神宮、代々木公園と隣接していて、豊かな森からの清浄な風が吹いて気持ちのいい場所でした。化学物質過敏症の方々が多く参加される会場としては最適でした。

映画は
「いのちの林檎」2010年、日本 120分
化学物質過敏症
の母親道子さんと娘さんの早苗さんが、化学物質のない安全な場所を探し歩く様子、また青森県津軽で無農薬のリンゴ栽培に成功した木村秋則さんの苦労話。そして衰弱して何も食べられなくなった早苗さんがこの林檎だけは受け入れられたことの感動のドキュメンタリー映画。

「フルシグナル」2010年 アメリカ 61分
化学物質に過敏に反応する人の多くは、電磁波にも反応し症状を起す。携帯電話の普及のために設置されている各地の中継基地(鉄塔)から発信されている電磁波を感じて体調を壊す実態を追ったアメリカのドキュメンタリー映画。

「ミツバチからのメッセージ」2010年 日本 57分
有機リン系の農薬に批判が起こり、これに代わった農薬ネオニコチノイドがミツバチの生態に重大な悪影響を与えている実態を伝える映画。

「ビデオレター」
化学物質過敏症の関係団体の活動や専門医(宮田幹夫医師)などのメッセージをまとめた映像。

以上4本を鑑賞できました。

NOCは、メンバー企業の㈱トータス(徳島県)の亀田悦子さんいっこゆるるん(秋田県)の 嶋田育子さんのお二人と一緒にオーガニックコットン製品の安全性や肌触りのよさをアピールしました。

日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮嵜 道男

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