日本最大の公募展 「日本伝統工芸展」の 入選作品にオーガニック コットンが・・・

久留米絣の入選作品にNOCコットンが採用されました。

福岡県八女郡の森山絣工房は、145年の伝統を誇る天然灰汁醗酵建ての本藍染、高機による手織りが特徴で、国指定重要無形文化財久留米絣技術保持者を輩出している工房です。

この度は、技術保持者の森山虎雄氏と、継承者の子息・森山哲浩氏の久留米絣の作品が共に入選されました。

日本橋三越を皮切りに全国の百貨店、美術館で公開されてゆきます。

黒に限りなく近いキリリとした深い藍色に、生成りの白い糸が可憐な柄を浮き上がらせた作品で、現代風な軽やかさがあり、伝統に甘んじない意欲的な雰囲気を感じさせます。

森山哲浩氏は、「オーガニックコットンを採用したのは、自然の綿の力を残して、独特な柔らかさが気に入ったからです」と評されました。

大自然が作り出す命の形をあくまでも謙虚に扱う感性が、インド産の有機栽培のコットンを愛でてくれたことを本当に嬉しく感じ、日常のオーガニックコットンの服を改めて誇らしく思いました。

平成24年9月27日
宮嵜道男
NPO日本オーガニックコットン流通機構

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください