NOC 貧困救済基金 2010年度 報告
2010年度NOC 貧困救済基金について 2011.4.13
NOC コットンおよび、NOC グリーンのラベルの発給のたびごとに、1枚につき2円を支援金として徴収させていただいてます。
毎年1月から12月までの事業年度ごとに集計し、ビオリ基金に送金しています。
インドやタンザニア(アフリカ)のオーガニックコットン産地の農業コミュニティーの生活向上に貢献しています。
寄付金受領確認書
寄付金受領確認書(要約:宮嵜道男)
NOCの皆様へ
ビオリ基金は、ここに謹んで2011年3月31日に、NOCからの寄付金として、2,350USドルを受領しました事をご報告申しあげます。
このご寄付金は、タンザニアに於いてビオリの農村の飲料水供給プロジェクトに充当されます。
このプロジェクトを通じて農民の健康な生活に大いに役立っていることをお伝えし、感謝申しあげます。
ビオリの農民は、収穫量が増え、有利な買取り価格で、それらを全量買取りの仕組みで売れるといういくつもの恩恵を得て、収入も安定し、当初の貧困救済の目的を達成することができました。
今までに、幾度となく改善策がとられ、皆様の援助もいただき、私達は次の重要なプロジェクトにも取り組めるようになりました。
これも皆さんのご協力の賜物です。
ビオレの農民を代表して皆様のご支援に深く感謝申し上げます。
ビオリ基金 代表:パトリック・ホフマン 事務局長事務局長クリスタ・スーター
タンザニアでの井戸建設
- 地形や植物の生え方などを観察して、水源を予測し、井戸を作るポイントを探す。
- 予測をつけて小さい穴を掘り水源を探す。水源に当たればその水が飲料に適するかどうかの試験のため、検査機関に渡す。
- 水質が適せば、井戸掘りを開始する。人力で掘り始める。
- 井戸の内壁になるコンクリートの輪を作る。型にコンクリートを流し込み固まるのを待つ。7日ほどで出来上がり。
- コンクリートの輪の大きさに合わせて調整して堀り、形を整える。
- 深くなると人が中に入りバケツに土を入れ、地上に揚げ掘り進む。時に大きな岩盤に当たったりすると、砕かなければならず、作業は難航する。
- 井戸の穴が完成すると厚いコンクリートで作った蓋をする。周りに石を敷き、動物が井戸を壊すおそれがある場合はフェンスを作る。
- ポンプを設置する。
- 利用する人々に、保守管理の方法を指導する。
- 水を消毒して利用を始める。