5月9日から5月31日まで伊勢丹新宿店「エシカル」をメインテーマにしたキャンペーンが行われました。新宿の本館とメンズ館、ショーウインドまで「global green」のロゴマークが全館規模で統一的にアピールされています。
店内の一部を使って、エコロジーのテーマを売り場展開する例は他の百貨店でも時々行われていますが、今回のキャンペーンは全店規模と言う点で注目されます。
内容的にも、エコロジー天然素材の重視安全と快適のほかにフェアトレード伝統工芸が語られ、まさにエシカルのテーマを網羅していました。
この企画を推進されたMD計画のマネージャの前田真理さんにお話を伺いました。

前田さんご自身、エコロジーセンスを漂わせる知的な方で、この企画をされるのにピッタリな方でした。

伊勢丹は、他に先駆けてエコロジーナチュラル志向でハイセンスな商品提案をしてきていて過去にBPQC(価格と品質と感性をバランスした売り場)で具体的な展開を行ったことがあります。
カテゴリー別に商品を分けるのではなく、ライフスタイルに合わせたレイアウトが百貨店として斬新でした。また目指す顧客ターゲットとして先進を喜ぶロハス層にして、天然素材の優しさや安全性を前面に出していました。量販店や専門店では扱えない幅広さと奥深さを両立しました。

百貨店が元来持つ何でも揃うワンストップ・ショッピング性は、大型ショッピングモールの台頭で魅力が失せて、より先進性、意外性、独自性を程よい文化・アートで心地良く演出することが求められてきていると思います。
今後は更に、ライフスタイル提案に加えて、企業の社会的責任目指すべき方向を打ち出して、いかに確かなファン層を作るかが、テーマになってゆきます。
この意味でこの度の伊勢丹の果敢な取り組みに拍手をしたいと思いました。

日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮嵜 道男