NOCグループの綿糸供給元

NOCグループのパノコトレーディングは、20番手から90番手までのピマ・オーガニックコットンの糸をヘルマンビューラー社から輸入しています。

スイスのチューリッヒ郊外にあるこの会社は1812年創業で、めでたくも今年は、200周年に当たります。そこで200年の軌跡を紹介します。

http://www.panoco.co.jp/SWISS_COTTON.html

イギリスで、蒸気機関が実用化され汽車になり、産業の動力となるとコットン製品の大量生産が始まりました。19世紀の産業革命です。スイスでも産業革命の大波を受けて産業経済が膨らみ始めました。

1804年にナポレオンが帝位に就きました。この頃のヨーロッパでフランスは、絶大な勢力を誇っていました。

1805年には、イギリス、ネルソン提督率いる海軍と繰り広げた有名なトラファルガー海戦があり、手痛い敗北に帰するも、依然、勢力範囲を伸ばしてゆきました。

1806年に、ナポレオンはイギリスの勢力を抑えるため、輸出を禁止しました。綿糸も紡績機械もイギリスから輸出をさせないということでしたが、実際には、イギリス国内の綿製品の旺盛な需要に対応するので手一杯でした。

綿製品のこの活況をみたヘルマンビューラー社創業者のJohann Jakob Buhlerは、息子たちと紡績の機械の工場と綿糸紡績の小さい工場を立ち上げました。動力は水力で近くの運河から水を引き入れました。そして1831年には水力発電を始めています。現在も水力発電は健在で、全使用電力量の10%を維持しています。

1855年には、400人の従業員を抱える規模に成長しチューリッヒで最大の紡績会社となりました。

それから46年後の1858年に、息子のHansheinrichはSennhofの地に新たな紡績工場を建てました。この工場は当時、最新の設備を装備していました。

1897年、世代は引き継がれ、現在のHermann Buhler 社になりました。

1996年にはアメリカ・ジョージア州のジェファーソンに3万2千のスピンドルを備えるBuhler Quality Yarn社を建て、スーピマコットンを使って高品質の綿糸を生産するようになりました。

現在のオーナーはすでに7代目にあたりますが、時代の風をいち早く嗅ぎ取る社風は健在で、エコロジーへの関心も早くから持ち、1994年には、オーガニックコットンに参入しています。そのほかにもエコ繊維のMicro Modelを生産しています。

200年の老舗といっても当社は、最新の技術革新には余念がありません。

BUHLER YARN INSIDE誌より意訳