植物が色々な固有の色を持つのは何故でしょうか。

赤い花は、赤以外の色の波長を全て吸収し、命のエネルギーにしています。赤は不要な波長なので反射しています。この反射された光の波長が人の眼には赤い花と認識されているわけです。
光は電磁波の一種で、波長の長いものはラジオやテレビの電波です。波長が細かくなるに従って赤外線、人の眼が感じる可視光線、紫外線、X線、ガンマー線となります。

日常的には、光は明るいとか暗いとかぐらいの認識で、特に強い力として感じることはありませんが、実際には太陽から来る光は生命の源であり、とてつもない力を持った存在だったのです。

綿は元来茶色でした。乾燥した強烈な光の中で育つ綿は、種を有害な紫外線から守らなくてはなりません。そこで効率よく紫外線を避け必要な光のエネルギーを採り込む必要があります。自然淘汰の結果生き残った綿の色は茶色だったのです。水彩画で、色々な色を混ぜてゆくと最後は必ず茶色になります。このように茶色という色はあらゆる色の要素を含んでいます。茶色の綿は茶色以外の色を吸収し茶色を反射して遮断しているため紫外線防止効果が期待できます。実際にUV効果試験をすると優れた性能を示します。そこでUV効果のある帽子や手袋にも活用されています。

さて、ありとあらゆる色を含んだ茶色ですから当然緑色も含まれています。実験的にはピンク色、ワインレッドの色、黄色などが確認されています。緑色の綿は比較的安定していて、商業的な栽培が可能になりました。ただし、茶色から派生した緑色ですから紫外線を永く当てていると茶色系の色に戻ってゆきます。ところがこの緑色の綿を石鹸で洗ってみると緑の色が鮮明に現れます。茄子の漬物を作るときミョウバンを入れるときれいな紫色になります。青菜に塩を一つまみ落として煮ると鮮やかな緑色になります。

これと同じ考え方で重曹やソーダ灰のアルカリ液の湯につけると、みるみると色が濃くなります。一旦濃く発色した緑色は堅牢度も向上するようです。ただしこれは人工的な染色とは異なりあくまでも自然な色の営みであり微妙な条件の違いによって、茶系の方向に向かうもの、グレーの方向に向かうもの全て未知の世界です。

染めたものにはない微妙な色、リラックス感そして緩やかな変化を楽しむことが出来ます。
太陽・
地球・光・水 の壮大なエネルギーが生命を育み、できてきた希少なカラーコットン“奇跡のグリーン”です。